マッドマックス MAD MAX Kawasaki KZ1000

こんにちは、たまぁに、バイクが登場する映画を紹介しているアーチビブログです。

今回は、「マッドマックス」です。

全四作が制作されている映画ですが、なんと言っても第一作が一番(主観です)なのと、現在でも熱狂的なファンを持つ映画ですので、私が語る事は無いと思いつつ、でも語ってみたい。

この映画への私の感想を語らせて頂きます。

だって好きなんだもん

1979年公開なので、私が高校1年生の時ですよ。

当時、悪友たちと映画鑑賞し、次の日から一部の男子生徒の間で「夜になったら思い出せ!ナイトライダァ~!」と、耳元で囁く行為が流行りました(笑)

田舎の少年にとって、登場するバイクやクルマがカッコ良過ぎて、「乗り物優先ストーリーそっちのけ」という感じで見ておりましたが、大人になって見返すと、車両をカッコ良いと思う気持ちは変わりませんが、冷静な見方も出来て何度も楽しめます。(笑)

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1、低予算で高興行収入映画の金字塔

低予算映画なのに、その大半を車両の改造に費やしたので金銭的な余裕が無かったそうで、でも、それが走行シーンを多用したこの映画の良さに繋がっていますよね。

「製作費と興行収入の差が最も大きい映画」として、20年近くギネスブックに掲載されていたのですが、確かに、走行シーンは草原の中の細い道路が多く、クラッシュした車両が飛び込むのは草原なのだから、近未来という設定で荒廃した世界にすることで、なるべく他の物を壊さない予算設定が見えます。

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2、あらすじ

簡単に説明しますと、復讐に復讐を被せて行く単純明快のストーリーです。
簡単過ぎる!?

もう少し詳しく説明しますね。

警察官を殺害し、特別追跡車を奪った「ナイトライダー」という悪い奴が逃走中に事故で命を落とします。

仲間の死を知った暴走族のリーダー「トーカッター」は、事故に追い込んだ警察官に復讐をするため街にやって来て復讐を遂げます。

仲間の死で、警察官という肩書が無ければ自分も暴走族と同じだと病んだ主人公マックスは、上司の提案で休暇を取り、家族と数週間の旅へ出ます。

旅先で、マックスの妻ジェシーが子供と二人で行動している時、偶然、トーカッター率いる暴走族に遭遇し、何やかやで命を落としてしまいます。

復讐を決意したマックスは・・・・。

という展開です。


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3、登場車両について

映画上映当時16歳の私は、どこの制作かなんてことには興味がなくて、登場するクルマは全てアメ車だと思っていたこともあり、漠然とアメリカ映画だと思っておりました。

自分で運転する年齢になってから観ると、左側通行と右ハンドルの違和感に気付き、「あれこれ、オーストラリアの作品なのね」と知った次第です。

ちなみに、同じ左側通行の日本では、左ハンドル車に乗っている人も多いですが、オーストラリアは右ハンドルでなければ許されない国なんです。

一部の例外は、ゴミ収集車や道路清掃車など、道路の左側を見る必要がある車両のみなのだそうです。

(1)四輪

暴走族専門特殊警察『M.F.P(Main Force Patrol)』隊員車両であるオーストラリアフォード制作「ファルコン」というクルマです。

主人公マックスが駆る車両はビレット止めのオーバーフェンダーやルーフスポイラーが装着されていますが、事故で壊れる他の隊員の車両はオーバーフェンダーがありません。

少年時代は、M.P.S のエースであるマックスの車両は特別製という見方をしてましたが、大人になると「製作費削減のためだったんだろうな。」と冷静に見てしまいます。

マックスが復讐のために勝手に持ち出した特殊追跡車「インターセプタ―」も、アメ車のトランザムか何かを改造したのかなと思っていたのですが、フォードファルコンXBというV8エンジン搭載の車両なのですね。

私、スーパーカーブームの少年時代を過ごして来た身ですが、情報が少ない当時にオーストラリア生産のクルマは全く知らなかったです。

ちなみに、物語の中でインターセプタ―を改造している同僚が「最後のV8だぜ!」とか、冒頭でナイトライダーに奪われた特別追跡車を警察無線が「クルマはシャクだがV8だ!」と言っているので、『V8エンジンアメリカの象徴』というイメージを抱いていた私は、勝手にアメリカ映画だと思っていたわけです。

(2)二輪

トーカッター率いる暴走族集団のバイクはカワサキ製が多いですが、中にはホンダ CB750 の姿も見えます。

上映当時話題になった、前輪をロックし後輪をホイルスピンさせて路面に円を描くようにタイヤ痕をつける「マックスターン」は、バイクを持っている友人が練習していましたよ。

それまでは「ドーナッツ」と呼ばれていたらしいですが、マックスターンという呼び名の方がカッコイイですよね

M.F.P の隊員であるグースの操る1977年製「Kawasaki KZ1000」のカッコ良さと言ったら半端なくて、今でも同じ仕様にカスタムした Kawasaki Z系 に乗る方もおられます。

後ろからブーツの底が見えるバックステップと、ぶっ飛ばしている時に風圧で揺れるカウルスクリーンが目茶目茶カッコ良くて、マックスよりもグースが好きなファンも多いのではないでしょうか

ちなみに、グースが警察署にプライベートで乗って来るバイクですが、上映当時は「Kawasaki 500SS マッハⅢ」だと思っていましたが、リアカウルがあるので、どうやら「750 SS マッハⅣ」のようで、バイク好きとしては、こういう見方も楽しいですね。

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4、見方を変えて

トーカッターさん、かなりのご立腹ですが、そもそもの始まりは警官を殺害して警察車両を奪ったナイトライダーさんですからね逆切れはダメですよね。

奥様のジェシーさん、マックスがタイヤ修理している間に、子供(スプローグちゃん)と一緒にアイスを買いに行ったのはいいんです。

でも、その時にトーカッターの一味から恐ろしい目にあわされたのに、その後、いくら知り合いの叔母さんの家とはいえ、一人っきりで森を抜けて海に泳ぎに行くって、怖くなかったのでしょうか

あと、スプローグちゃんは赤ちゃんですよ。放っておき過ぎだから連れ去られるんです。

映画上映前から囁かれていたスタントマンが事故死したというシーンは、当時「あの橋の上で転倒したライダーの後頭部に後続車のタイヤがヒットしたシーンがそうだよね」なんて騒いでおりましたが、ガセネタだったらしく、今見ると、後頭部にヒットしたタイヤはカスっている程度に見えますね。

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最後に。
トーカッターの Kawasaki KZ1000 と大型トラックが正面衝突をするシーンですが、トラックを壊さないように、前面に頑丈なガードと板を装着し、板にはライトやラジエーターのイラストを描いて誤魔化していたのは後に知りました。

何となく違和感を感じていましたが、言われてみないと分からないです。

低予算故の苦心が見えて素晴らしいと思います。

いやぁ!今見ても楽しめました♪

やはり、ヒットした映画は一味違いますね

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それではまたっ