こんにちは、アーチビブログです。
国産の新型乗用車を対象に、2021年11月から自動ブレーキ搭載を義務付ける方向で最終調整に入ったと新聞に載っておりました。
性能への要件も来年1月発効見込みの国際基準に合わせ、現行の国内基準より厳格化するとのこと。国際基準の採用により、メーカーによってばらつきがあった自動ブレーキの精度を高めた上での普及となるようです。
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1、性能要件について
6月に国連機関でまとまった自動ブレーキの国際基準は、前方で静止している車や走行している車、歩行者それぞれに対して、衝突しないための性能要件を定めています。
日本でも、高齢ドライバーの操作ミスによる事故多発を踏まえて、既に主要メーカー各社と調整に入っていて関係省庁との協議が調えば年内に正式決定するそうです。
2、自動ブレーキとは
自動ブレーキとは、「ミリ波レーダー」や「前方カメラ」で捉えた情報から衝突の危険を判断し、状況に応じてドライバーに警告するか、自動でブレーキを作動させるシステムの総称で、私の記憶が正しければ、スバルの「アイサイト」が先駆けで一気に普及したのではないでしょうか?
現在では、「ミリ波レーダー」や「前方カメラ」にプラスして、「バックカメラ」や「コーナーセンサー(ソナーセンサー)」なども統合制御して「追従型オートクルーズコントロール」や「レーンアシスト機能」が市販化されていますが、更なる進化をするであろうことが予測できますよね。
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が搭載されると低速走行時の衝突での衝撃が38%の減となり、EUでは年間1000人を超える命が救えると試算されているのだそうです。
日本では400万台以上の新車が対象になるとのことですが、すでに7割以上の新車に自動ブレーキが搭載され普及が進んでいます。その内容を国際基準に合わせて行く事が課題で、2020年の新車9割に衝突被害軽減ブレーキを搭載する目標を掲げているとのことです。
3、対象の車種は?
軽自動車を含め、2021年11月以降に販売される新型車やモデルチェンジする車が対象です。既存の車種やモデルは2025年12月以降の生産分を対象にする方向とのこと。
また、輸入車については、開発の猶予期間を設けるため、国産新型車より後の義務化を検討しているそうです。
4、高齢者限定免許制度はどうなる?
自動ブレーキの義務付けは良い事ですが、義務付けまでに2年間を要します。
でも、アクセルとブレーキを踏み間違う高齢ドライバーによる事故は2年間を待ってはくれませんよね。
そういうドライバーにこそ必要な自動ブレーキですので、2021年まで待たなくても、「高齢ドライバーは自動ブレーキ付き車でなければ運転出来ない」というような「限定免許制度」の早急な実現を願っております。
高齢者の「限定免許制度」、高齢者の操作ミス「行動の省略」についてのページも作成しておりますので、よろしければ覗いてみてくださいね。
それではまたっ♪
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