こんにちは、アーチビブログの あーさん です。
わが家に アウディA3セダン が納車されて2ヵ月以上が経過し、ようやく1000km点検(1ヵ月点検)を受けました。
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まだ慣らし運転中なのでクルマの特徴を把握していくのはこれからなのですが、切り返しが必要な車庫入れ等で前進後退を数回繰り返す時の DCTミッション の癖(ギクシャク感)には馴染めていない状況であります。
ちなみに、慣らし運転をやるかやらないかについては最近は好みの問題となっておりますが、私は推進派であります。
【1】DCTについて
VW(フォルクスワーゲングループ)の車両に多く採用されている DCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、VW傘下のアウディにも当然のことながら採用されています。
VWの場合は DSG(ダイレクトシフトギアボックス)と呼ばれていますが機構は同じです。
私見ですが、1989年にフェラーリF1に採用された セミオートマ という言葉で一気に有名になった気がします。
<DCTのメリット>
クラッチを装備しているけれどクラッチペダルは無く、シフトチェンジのクラッチ操作は自動のコンピューター制御で行われます。
クラッチを2つ装備しているのが特徴で、あらかじめ変速先のクラッチを繋いでおき、現ギアのクラッチを切るのとほぼ同時に次のギアに繋がるから効率良く無駄のないシフト操作が可能になります。
MT車のダイレクト操作感を味わえるのに加えて、2ペダルなのでAT免許で運転できるところがミソでございます。
<DCTのデメリット>
走行中の シフトアップ&ダウン は問題ないのですが、ストップ&ゴー が多い渋滞路等で、止まる(クラッチを切る) ⇨ 発進する(クラッチを繋ぐ) を繰り返す状況や、車庫入れ等で前進と後退を繰り返す状況ではギア操作のギクシャク感を伴います。
この症状は トルクコンバーター式AT(以下トルコン式ATと略します)や CVT に慣れていると違和感を感じるので、DCTは渋滞が多い日本の道路事情には不向きと言われています。
尚、オートマチックミッションの種類を詳しく紹介したページは下の画像をクリックすると開きますので、興味がありましたら覗いてみてくださいね。
【2】DCTはスポーツ車向き?
そもそも、オートマチックミッションが大幅に普及したのはイージー操作が可能だからです。
イージー操作のみを求めるのであれば、スムーズなトルコン式ATやCVTを使えばいいのですが、パドルシフト等でのマニュアル操作ではダイレクト感を味わえるDCTの方が優れていると言えます。
例えばBMWの場合、通常の車両にはトルコン式ATが搭載され、スポーツ系のハイパフォーマンスモデルにはDCTが搭載されています。
下の画像をクリックしたページで紹介しているスポーツカー乗りの友人達はDCTを普通にマニュアルで操りそのメリットを満喫しているんですよね。
そう考えると、DCTはマニアックでありスポーツ車に似合う のだと思います。
※ BMWやベンツは、DCT車もトルコン式に移行するという情報もあります。
【3】発想の転換
田舎暮らしの私は山間部のワインディングロードを走行することが多いのでAT車を購入する際はパドルシフト等のMTモード付きを条件に入れて購入しております。
普段はATモードで走行し、稀にMTモードを楽しむという使い方です。
DCTの場合は発想を転換して、普段はMTモードを楽しみ、イージーに走行したい時はATモードもあるよ!という使い方が適しているのかもしれませんね。
私の場合はスポーツカーではないから使い方を変えませんけどね!(苦笑)
【4】進化の度合いは?
今回の点検の代車は約12年前の VW ゴルフ で、DSG(DCT)仕様 でした。
ゼロ発進でアクセルを踏みすぎるとホイールスピンを伴う荒々しさと、フロアのシフトレバーを使ってのシーケンシャル操作が懐かしくて楽しめた半面、低速でのストップ&ゴーのギクシャク感は最新のアウディも同じだと感じました。
現代のクルマはトラクションコントロール等の総合制御が入るのでスムーズさは増していますが、ミッション自体の進化度合いはDCTよりもトルコン式ATやCVTの方が大きいと思いました。
多勢に無勢と言いますか、より多く採用されている機構の方が熟成が早く進むということですね。
【5】まとめ
トルコン式ATやCVTのスムーズさが身体に染み付いているから、DCTの癖 が気になった訳ですが、不満を感じるほどではなく、慣れてしまえば普通に扱えるようになるだろうというレベルです。
むしろ希少なDCT車を楽しんで行こうと思っている今日この頃でございます。
車やバイク好きは、あばたもえくぼ(欠点を長所に見る)的な考え方が好きですからね!(笑)
それではまたっ♪
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