自転車保険入っていますか?

こんにちは、アーチビブログです。

本日は、自動車ではなく、自転車(じてんしゃ)のお話しです。

バイク乗りの方が自転車の運転をした時、癖でバックミラーを見ようとしてしまうことってありませんか

私はあります!(笑)

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1、田舎から自転車が消えている

過疎化が進む田舎に住んでいて思うのですが、数年前に町の自転車屋さんが無くなってしまい、自転車を利用している人がかなり減った気がしております。

子供達が外ではなく家(TVゲームなど)で遊ぶようになったというのもありますが、「タイヤがパンクをしても直せない(直してくれるお店がない)」など、ちょっとした事でも見てくれていた自転車屋さんの廃業が大きな原因だと思います。

2、自転車での違反が自動車の免許に関係する時代

私の場合、一昔前は近場の飲み会へは自転車で行っていたのですが、今は自転車でも厳しく取締りを受ける時代なので、現在わが家には自転車を置いておりません。

ちなみに、自転車の場合、「酒気帯び運転(呼気1リットル中にアルコール濃度が0.15mg以上0.25㎎未満)」は罰則の対象にはならず、罰則は「酒酔い運転(アルコールにより正常な運転ができない状態で車両を運転すること)」のみが対象で、内容は5年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。

また、過去に自転車の酒酔い運転で自動車免許を停止された事例もあります。
自転車でも悪質な場合に限りなのですが、いずれにせよ、お酒を飲んだなら自転車といえども運転すべきではない時代になったということです。

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3、自転車事故での損害賠償例

国土交通省の調べですが、例えば2017年の自転車による事故は、対歩行者が2550件、自転車同士が2749件なのだそうです。

損害賠償例は、2013年、歩行者をはねて重症を負わせた事故当時小5の男児側に約9500万円の支払いを、2014年、歩行者をはねて死亡させた男性に約4700万円の賠償を命じた例などがあり、小学生であっても賠償責任は避けられません。

概算賠償額 裁判所 判決年 被害者性年齢 被害実態 事故の概要
4,043万円 東京 2005 男性62歳 死亡 男子高校生が朝、赤信号で交差点の横断歩道を走行中、男性が運転するバイクと衝突。男性は頭蓋内損傷で13日後に死亡。
5,438万円 東京 2007 女性55歳 死亡 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性と衝突。頭蓋内損傷等で11日後に死亡。
6,779万円 東京 2003 女性38歳 死亡 男性が夕方、ペットボトルを片手にスピードを落とさずに下り坂を走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡。
9,266万円 東京 2008 男性24歳 後遺障害 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し対向車線を自転車で直進してきた男性会社員と衝突。重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
9,521万円 神戸 2013 女性62歳 意識不明 男子小学生が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路で歩行中の女性と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折で意識が戻らない状態となった。

(損害協会作成)

こうした状況を受け、2015年に兵庫県が全国に先駆け、条例で自転車保険加入を義務化し、全国で制定がすすんでいるのだそうです。

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4、条例を制定した都道府県と政令市

2019年11月時点で自転車保険の加入を「義務」としたのは兵庫県を含む11都府県、7政令指定都市(政令市)で、「努力義務」としているのは13道県、3政令市です。

  義務
都府県 埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鹿児島県
政令市 仙台市、さいたま市、相模原市、静岡市、名古屋市、京都市、堺市

  努力義務
道県 北海道、茨城県、群馬県、千葉県、富山県、和歌山県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、熊本県
政令市 千葉市、北九州市、福岡市

(国土交通省まとめ)

5、意外に安い保険料

損害保険会社が扱う商品では、月数百円、または年数千円の保険料で最大数億円の賠償が可能なものがあります。

損害賠償例を考えると最低でも1億円の賠償保険金が出るものでも、1人当たり月350円程度で加入できるんですね。(ただし、安いからといって2重に加入していても2倍の保険金が受け取れるわけではないです。)

私が入るとしたら、例えば、孫ができて自転車を使用するようになったら、示談交渉などもプロにお任せできるタイプに入ると思います。

万が一にも、自転車の加害事故で高額な賠償金の支払いを命じられないとは限りませんので、自転車保険の備えは必須な時代なのかもしれませんね。

その他、「電動アシスト付き自転車」と見た目は同じなのに、原付免許やヘルメット着用が必要な「モペット」について、「どう違うの」というページを作成しておりますので、よろしければ覗いてみてくださいね。

それではまたっ♪

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