暴露!ずさん過ぎた田舎の風習

先日、テレビで、憧れの田舎暮らしを始めたら想像と違ったという、Iターン移住者の特集をやっていました。

都会では見る事がない虫がどこからともなく湧き出てくるというのはよく聞く話ですが、山や田畑、小川など自然に囲まれているので、そのあたりは都会と違いますよね。

特に古民家を改装した物件はカメムシが大量発生するようです。

私の友人も古民家を購入しリノベーションしたのですが、「古民家を買ったらもれなくムカデが付いてきた!」を話のネタにしております。(笑)

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<田舎の悩み 対人関係>

虫に関しては、虫よけ剤等の対策ができますが、なかなか対策できないのがっ

対人関係ですよねぇ~!

テレビで紹介されていた一例を紹介します。

「こちらの意思を聞かないで、一方的に消防団に入団させられた。」

「こちらの仕事の都合など無視して、平日の昼間に行事を組まれ役員にさせられた。」

「決まっている事だから逆らうな!と行事参加を強要された。」

など・・・。

おぃおぃ!まだそんなルールでやってんの?

って思いますよね。

<お金持ちの町内会>

私が暮らす田舎の町内会も「移住者は10万円を支払え!」というバカなルールがあったと以前の記事で紹介しました。

以後は、自治会の在り方に興味がなければつまらない記事になります。

実は、調べてみると、そのルールに関する資料の杜撰(ずさん)な管理が分かったんです。

「移住者から10万円」というのは、公民館建設時に各戸から集めた積立金相当額です。

それとは別に、公民館が建っている土地は借地で、土地を購入するための積立がありましたが、地主さんの都合で購入が出来なくなった経緯があります。

何かを購入するために資金を集め、それが中止になった場合、通常ならば集めた資金は元に戻せばいいんです。

当然、総会では、その話が議題に挙がるのですが、当時(20年前)の長老(町内会を仕切っていた人物)は、「自分が地主と掛け合っていてまだ決着がついていない」と、話を引き延ばしていました。

「自分が幾ら積み立てているか教えてほしい。」という意見に対しても、「今日は書類がないからまたの機会に。」と、これも引き延ばし・・・。

何故だ?

この積立金ですが、一千万円くらいあるんですよ! 

のらりくらりと数年が経過し、やがて長老は資料提示をすることなく亡くなられました。

って、どうなる一千万!?

<ずさんな管理>

その後の会合などで、積立資金は今後の公民館の修理費等に充てる事になりましたが、何だか納得しかねる事がありますよねぇ!とにかく、規約や積立金の表を見たことがないんです。

で、私っはぃ!

一昨年、町内会長を受けて調べまくってみたんです。

過去の粗探しをするためではなく、これからこの地で生きる若者達が暮らし易くするために、悪しき風習ならば断ち切ってクリーンにしておくべきだと思ったからの行動です。

でっ 一人で公民館にこもり約6時間の調べもの。

大事な書類は公民館のロッカーか金庫に入っているはずなのですが、公民館建設に関する書類は一切ありませんでした。土地取得に関する書類も完璧なものはなかったです。

書類があるとすれば、考えられるのは亡くなられた長老の家なのですが、ゴミ屋敷ほどではないにしても山のように積まれた雑誌や書類が乱雑に置かれているのを見た事がありますし、何より、息子さんに、「一切知りませんし書類探しの協力もしません。」と言われたので、書類紛失として、全てを一新する事に致しました。

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<過去を捨て未来のために>

長老が亡くなられた後、公民館に関する事を引き継がれた方(仮に新長老とします)にお話を伺ったところ、「自分も気になっていて10年くらい調べ続けている。」との事でした。

「ただ、役所に行って調べてもらうと、今まで払った事がない固定資産税を請求される事になるのではないかという不安もあり藪蛇を避けるために動けずにいる。」とも言われました。

んっ? それって、調べてるとは言えないんじゃないの?

と思いませんか

公民館のような建物は固定資産の請求には当たらない物件なので、先ずは役場の税務課で聞いてみたのですが、申請されていない物件なので書類上では空き地との事。

それは法務局で調べても同じでした。

でしょうね!

私の町内会がこの公民館を建設した証拠がないという事は、新たに登記をしようとしても出来ないという事です。仮に、公民館が火災に遭い全焼した場合、全てが無になるという事です。

次に、役場の総務課で何か手掛かりになる書類が無いか聞いてみても答えは「無い」でしたが、役場を後にした数時間後に「古い書類が見つかった。」と連絡が入りました。

「地域公民館建設費補助金交付申請書」という40年以上前の手書きの書類で、申請者は亡くなられた長老名でした。

収支予算書や図面も出てきて、当時の建設会社も分かり、この書類を基に公民館を建物登記し、乗りかかった船なので、町内会規約を作り(作りかけの書類を見つけたので完成させ)、長老のように一個人が好き勝手できないように、法人化することにしました。

法人化については、する必要があるかと言えば、別にしなくていいのですが、財産を持っている町内会なので、司法書士と話し合って決めました。また、総会での議決を得る必要があったので、町内会長の年だけでは出来ず、次の年も会計を受けてやり遂げました。

 ふぅ!

土地取得についても、資産価値が下がった現在の土地評価額での話合いを再開しております。

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<愚痴を聞いてください>

さて、ずさんな管理について少し愚痴を聞いてくださいね。

公民館建設時の支出金の中に、その他の項目として2,000,000円が計上されてました。

40年以上前は現在の34倍の価値としたら、六百万八百万円です。

「その他」の一言だけの括りで、その金額を誰も突っ込まなかったのか

時代が時代なので、当時の役員さんのフトコロへ・・・。
なんて想像もできますが、過去の事は笑って洗い流すしかないですよね(苦笑)

土地取得については、「毎年、話し合いに行っている」と言っていた長老の言葉は、その場逃れの嘘だったと分かりましたが、これも、亡くなられた方に文句は言いません。(苦笑)

また、移住者から10万円を徴収という風習により支払った家庭は17軒であったという事を調べ、ほとんどの方が憤りを感じておられる事も直接お会いして聞きました。

総会で、新長老が、「10万円を支払った移住者には土地取得の積み立ては要求していない。」と言われていたのですが、班長が毎月集金に来て支払っていた記憶が私にはあり、当時の班長さんが手書きで記されていたノートが見つかった事で新長老の間違いを正す事もできました。

結局ね。

書類や集金表等を作っていないから、権力者は曖昧な記憶と想像で自分に都合良く語り、その他大勢の方は、面倒な役職を受けたくないから権力者が言う事には逆らわないという流れがあったと思うんですよ。

長老達の時代はそれで良かったのかもしれませんが、理不尽と思える事は今の時代に通用しないですよね。

なので、これからは、当たり前の事ですが議事録を残すことになりました。

記憶が飛んで過去に戻そうとする年配の方には、書類という証拠を見せる事でスムーズに進行する町内会寄り合いになって行くと思います。

なんだか、ここまでスラスラと記事が書けてしまいましたが、こんな暴露をしても、読む人なんて誰もいないだろうなぁ(爆)

ちなみに、私が長老クラスと対等にやり合えるまでに15年以上の時を要しております。それも色々な役職を受け続けてきたからできた事だと思います。

田舎の暮らしを良くしようとする気運は全国的にあると思うので、田舎の悪しき風習も時代に合わせて変わって行ってるんだと感じて頂けたら幸いです。

それではまたっ♪

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